看護師の部屋
食生活サポート
健康な体…それは赤ちゃんにとって居心地の良い環境といえます。
そのために、健康な食生活を送ることが大切です。貧血・冷え性・肥満や痩せすぎなど、気になっていることはありませんか?
私たちは、みなさんと一緒に今の生活を見直し、生活習慣を改善することで健康な身体づくりを応援していきたいと考えています。
自分の状態を知る指標の1つにBMI計算があります。
BMI=体重(kg)÷身長(m)×身長(m)
体重 : (kg) 身長 : (m)
BMI | 18.5以下 | 18.5〜25 | 25以上 |
判定 | 痩せ | 適正 | 肥満 |
日本肥満学会2000 参考
いかがでしょうか?
自分の状態を知ることは、健康的な身体づくりの第一歩です。
食生活は主食・主菜・副菜を基本に、バランスのとれた食事を心掛けましょう。
禁煙サポート
不妊治療を始めるには、まず禁煙が必要です。
当院では禁煙できるまでは治療に進むことができません。
Q. タバコは、なぜいけないのでしょうか?
タバコは不妊と大きく関わっています。自分が吸っていなくても、副流煙にもニコチンなどの有害物質が含まれているので、自分が吸っていなくても、当然吸入されます。
夫の喫煙による妻の肺ガン発症率が1〜3倍程度増加すると報告されているほどです。
不妊治療でよく使われるホルモン剤は、喫煙者の血栓症のリスクを高めることもあります。
男性の喫煙のリスク
- 精子の製造能力に影響
- 非喫煙者より、喫煙者の精子数は10〜20%減少
- 奇形精子の発生率が上昇
女性の喫煙のリスク
- 卵巣から分泌される女性ホルモンの量が低下
- 卵巣で作られる卵子の老化が進む
- 喫煙している期間が長いほど卵巣へのダメージは大きい
その他のリスク
- 妊娠しても異常を持った胎児の発育が起こる可能性が増える
- 流産や先天性異常の危険が増える
- 妊娠中の喫煙は、早産や周産期死亡の 比率が1.2〜1.4倍に上昇する
禁煙はお父さん、お母さんになるための一歩です。
禁煙できずに悩んでいる方、気軽にスタッフまでご相談ください。
アロマテラピー
アロマテラピーでホッとするひと時を過ごしませんか?
アロマテラピーとは、植物から取り出した精油を使って心身の健康を維持し、病気にならないようにすることをいいます。古代エジプトの時代にすでに使われていた療法なのだそうです。精油はエッセンシャルオイルとも呼ばれ、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。
私たちは、仕事や人間関係の中で色々なストレスがあり、心身に悪い影響を受けことがあります。そのような中でアロマテラピーを取り入れて心と体のバランスを保っていただきたいと思います。
当クリニックでは診察の待ち時間などにより、リラックスしていただけるよう、日本アロマ環境協会認定アロマインストラクターが毎日さまざまな香りを選んでいます。待合室や内診室、リカバリールームなどで香る精油の種類が気に入られた方は、遠慮なくスタッフへお尋ねください。
アロマテラピーの利用法
芳香浴法 | 精油を香らせる方法です。ティッシュやハンカチに精油を1〜2滴落として香りを楽しむと良いでしょう。アロマポット、アロマライトなどを利用するのもおすすめです。 |
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沐浴法 | 浴槽に少しぬるめの湯を張り、5滴以下の精油を落とす方法(全身浴法)。浴槽にみぞおちまで浸かる程度の湯を張り3滴以下の精油を落とす方法(半身浴法)。手浴法、足浴法などもあります。精油濃度は3滴以下です。ドロッパービン1滴が0.05mlです。 |
トリートメント法 | 身体に塗ってマッサージする方法です。精油を植物油で希釈したものをトリートメントオイルといいます。これを身体に塗布します。希釈濃度は(社)日本アロマ環境協会で1%以下とされています。 |
どのような精油があるのでしょうか
精油は200〜300種類あると言われていますが、よく使用されているのは30〜40種類ぐらいです。
イランイラン | 熱帯の気候に育つ植物の花から抽出した精油です。エキゾチックな南国を思わせる甘い香りです。リラックス効果、催淫効果があるので、タイミング法の時などにおすすめです。濃厚な香りなので、過度な使用での頭痛、吐き気に注意が必要です。 |
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ラベンダー | しそ科の植物の葉と花から抽出した精油です。優れた鎮静効果があり、寝つきをよくします。自律神経のバランスをとったり、全身の免疫力をあげる効果もあります。 |
ジュニパー | ヒノキ科の樹木の実から抽出された精油です。あまり聞きなれない名前だと思いますが、実はお酒の「ジン」の香りです。発汗を促し、利尿作用があり、デットクス作用、筋肉痛、月経痛などの緩和もできます。冷え性の方にとてもよい精油です。注意点は、腎臓を働かせるので腎臓の弱い方、糖尿病の方は使えません。健康な方でも毎日の使用はおすすめできません。 |
アロマテラピーを日々の生活の中に取り入れて、セルフケアに役立てていただけたら幸いです。「自分の症状に合った精油の種類は?」「効果的な使用方法は?」など、詳しく知りたい方はお気軽にお声を掛けてください。
よくある質問
サプリメントについてよくある質問
- Q:サプリメントや漢方で精子の状態を良くすることはできますか?
- 個人差もあり劇的な改善は困難である事が多いですが、体質を改善し、体調を整えるという意味で内服をおすすめしています。当院でも男性用のサプリメントをいくつか置いているので、希望があればスタッフにお声かけください。
- Q:サプリメントの摂取をすすめる報道が多いのですが、摂る必要はありますか?
- 当院では、妊娠前に葉酸の摂取をおすすめしています。それ以外でも日本人女性はビタミンDも不足する傾向があることが知られています。
>参考:葉酸:elevit