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第4回:通院前に自分たちでできること(2013年5月25日放送の内容)

河村由美さん
さて、今週は「通院前に自分たちでできること」についてお話を伺っていきたいと思います。

いざクリニックに相談する前に自身で何か準備ができることはありますか?

俵史子院長
基礎体温表を作成することをおすすめします。

河村由美さん
なぜ基礎体温表を作成ることが重要なのでしょうか?

俵史子院長
基礎体温にはホルモンの状態、排卵の有無を確認できるたくさんの情報が含まれています。毎月きちんと生理が来ていても体温がガタガタだったり、低温期と高温期の二層にきれいに分かれていない場合は、排卵していない可能性もあります。専門医であれば基礎体温表をパッと見るだけで、細かい検査を行わなくてもホルモンの分泌状態が分かり、不妊の原因のいくつかを推測できる場合があります。

河村由美さん
基礎体温の記録はどれ位の期間のデータが必要でしょうか?

俵史子院長
最低2カ月の記録は必要です。

河村由美さん
そのほか、自分でできる準備は何かありますか?

俵史子院長
まずは、妊娠するための健康な身体づくりをしてください。適切な体重管理、食生活の見直し、運動不足の解消、ストレスの除去など、あげ出すときりがありません。少なくとも子宮筋腫や内膜症など、妊娠の妨げになるような持病を抱えていたら早急に治療を始めてください。子宮筋腫は一概に不妊になるとはいえませんが、大きさや部位によっては不妊症の原因になり得ます。進行した子宮内膜症も不妊の原因の一つです。クラミジア感染症などの性感染症は、不妊や子宮外妊娠のリスクを高めます。

また、今年は風疹の大流行が起きています。風疹ワクチンは妊娠の可能性があるときは接種できませんし、接種後は2カ月間の避妊が必要となります。不妊治療に入る前に、抗体検査やワクチンを受けておく必要があると思います。健やかな身体をつくることが、妊娠への近道といえると思います。

不妊治療・婦人科 俵IVFクリニック

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