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第12回:不妊治療にかかる費用(2013年7月20日放送の内容)

河村由美さん
さて、今週も先週に続き「不妊治療にかかる費用」についてお話を伺っていきたいと思います。

先週までは2回に渡って不妊治療の助成金についてご紹介しましたが、実際に治療にかかる費用について教えていただきたいと思います。まずは、治療をはじめる前に検査が必要になってくると思いますが、それぞれの検査とおよその費用について教えていただけますか?

俵史子院長
多くの不妊症検査には、保険適応があります。総合病院の婦人科でも不妊専門施設でも、保険適応のある検査の値段は同じです。

河村由美さん
検査の後、実際の治療ということになりますが、不妊治療の初期段階である人工授精についてはどれ位の費用がかかるのでしょうか?

俵史子院長
人工授精とは、受精に必要十分な精子を届けるために子宮内に濃縮した運動精子を注入する治療です。保険適応がないため、人工授精にかかる約10,000〜20,000円の費用に加え、その治療周期にかかる薬剤費や検査費もすべて自費扱いとなります。

河村由美さん
体外受精・顕微授精の段階になると高度な医療が必要とされますが、こちらはどれ位の費用がかかるのでしょうか?

俵史子院長
体外受精・顕微授精も、人工授精同様に治療の開始から妊娠判定までのすべての工程が自費診療となります。費用は施設によって、また治療の内容によって大きく異なります。平均30〜40万円ぐらい。大変高額ではありますが、海外では1回の治療で100万円以上かかるところもあるそうです。

河村由美さん
ただし、体外受精・顕微授精については、先週もお伝えしたとおり国からの助成の対象になるということですよね。

俵史子院長
年度あたり1回15万円を3回まで、2年目以降は2回までが助成され、5年間で最大10回までの申請が可能です。ただし、採卵を行わず凍結胚を用いた移植を行った場合には上限が75,000円となります。申請には各種書類が必要ですので、詳細は県のホームページを参考にしてください。申請書類のダウンロードも可能です。

さて来週は、「高齢出産」についてお届けします。

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