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第26回:リスナーのみなさんから寄せれたメッセージの紹介(2013年10月26日放送の内容)

河村由美さん
先週のエンディングでお伝えしたとおり「たまごサプリ」、今週が最後の放送になります。ということで最終回は、リスナーのみなさんから寄せれたメッセージ紹介を中心にお届けしていきたいと思います。まずは、島田市のラジオネーム「うらら」さんのメッセージから…

「河村さんこんにちは、結婚5年目のうららです。私には子供がいません。これまでは子供が欲しいとずっと考えていましたが、いなければいないなりで夫婦二人だけの自由な生活があり、今はその状況を楽しむようにしています。」
これまで番組では、不妊治療についての情報をお届けしてきましたが、現実的には一定の治療を施しても妊娠に恵まれないという方もいますよね。

俵史子院長
不妊治療は万能ではありません。強く子供を望み治療を続けたとしても、残念ながら最終的に妊娠に至らない方はいらっしゃいます。もし、治療の終結を考えないといけない場面におかれた場合にも、患者さん自身の意思を支援できるよう、我々はサポートしていきます。

うららさんのように、夫婦二人の生活を楽しめる生き方もとても素敵ですね。

河村由美さん
続いて御殿場市のラジオネーム「虹の架け橋」さんのメッセージから…

もうすぐ32歳、不妊治療を始めてから約3年が経とうとしています。最初は「そのうちに」という感じでいましたが、やはり1年過ぎ2年が過ぎると焦ってきますよね。旦那は「気長にやれば」と言ってくれますが、その言葉がかえって旦那にして申し訳ない気持ちになってしまいます。お金と気持ちが続く限りがんばってみます!

私もこの番組を担当して、不妊の悩みを抱えている人が多いということを改めて実感しました。

俵史子院長
不妊治療を続けていると、結果が出ず落ち込んでしまうこともあると思います。ご本人だけで悩みを抱え込まず、同じ状況にある人に相談したり、ご主人に気持ちを伝え理解してもらってほしいです。 もちろん私たちもできる限りのサポートをしていきたいと思っております。

河村由美さん
数年前までには難しいと考えられていた治療が現実のものとなるなど、不妊治療の発達について先生はどのように考えられますか?

俵史子院長
世界で初めて体外受精の治療が行われたのは35年ほど前、日本で最初の妊娠例を出してからは約30年しか経っていません。技術や成績の向上ばかりに目が向いていた時代から、近年は治療を受けるカップルや産まれてくる子に対しての安全性、倫理面の問題にも力がそそがれるようになり、不妊治療の質というものも年月と主に変化してきています。

技術的には、顕微授精や着床前診断、胚凍結、無精子症の治療などの新しい技術により、それまで妊娠の可能性がないと考えられた方でも、妊娠が期待できるようになってきました。最近の動向としては、がん治療前におこなう精子、卵巣、卵子凍結や、ライフ設計に合わせて若いうちに卵子を採っておこうとする試みも始まってきています。数年前では考えられなかった治療が行われるようになるのが不妊治療の分野です。技術の進歩が、お子様を希望する一人でも多くの方への福音となればいいなと思います。

河村由美さん
番組はいよいよエンデイングとなりますが、最後に先生からメッセージをお願いします。

俵史子院長
多くの情報にあふれている世の中で、正しい知識を身に付けることはなかなか難しいことかもしれません。

不妊治療に従事する私たちは、常に新しく正しい情報を提供できるよう努力しております。信頼できる医師や不妊治療施設を見つけ、ご自身に合った方針を立ててもらうことが、妊娠に向けての一番の近道と思います。

産婦人科への受診はハードルが高いかもしれませんが、まずはお気軽に相談や検査を受けていただきたいですね。

不妊治療・婦人科 俵IVFクリニック

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