◎河村由美さん
さて今週は「二人目不妊」について伺っていこうと思います。二人目不妊とはどんな状態を指しますか？

◎俵史子院長
一人目の子供が生まれたのち、二人目を希望してもなかなか妊娠しない状態を二人目不妊といいます。

◎河村由美さん
どのようなタイミングでの受診が必要ですか？

◎俵史子院長
一般的には避妊をせずに１年間夫婦生活を続けていれば約80％が、２年間で約90％の方が妊娠するといわれていますので、一人目不妊の方と同様に少なくとも１年以上妊娠に至らない場合は、受診をおすすめしています。お一人目を出産後、まだ大丈夫･･･と思っているうちに時間が過ぎ、結果的に高齢になる場合もありますので、もし二人目のお子さんをお考えの場合で、なかなか妊娠に至らない場合は受診をおすすめします。

◎河村由美さん
一人目を妊娠できたのに、なぜ二人目ができないことがあるのでしょう？

◎俵史子院長
身体は日々老化に向かって動いています。子宮や卵巣も、加齢にともない妊娠力はダウンしてしまいます。なので、二人目で妊娠しにくくなっていることは当然考えられることです。逆に１回目の妊娠・出産により体内の妊娠環境が大きく変わり、妊娠しやすくなる方もいると思います。今の状況を正確に把握することが大事。早めに、医療機関に検査と相談に行くことをおすすめします。

◎河村由美さん
二人目不妊の検査と治療について教えてください。

◎俵史子院長
検査は一人目不妊の方に行う検査と同じです。妊娠出産の既往がある方でも、新たに不妊原因が生じているかもしれません。まずは一通りの基本検査をおすすめします。治療は、年齢や不妊期間、第1子の妊娠方法によって変わります。