第26回:移転した俵IVFクリニックについて(2015年3月27日放送の内容)
◎河村由美さん
さて先生、最終回です。今日は3月9日に移転オープンしたばかりの俵IVFクリニックについてお伺いしていこうと思います。まずは、新クリニックの一番の特長について教えてください。
◎俵史子院長
新しいクリニックでは、特に胚を培養する環境づくりに力を入れました。私たちは、患者さんからお預かりする大切な卵子、精子を育てていかなくてはなりません。培養室のレベル、培養士の技術は、たまごの発育に大きく影響します。県内初の、クリーン度・湿度温度を維持できる本格的培養室に、さらに最新の医療機器を導入し、最先端の不妊治療を提供できる環境をつくり上げました。
◎河村由美さん
妊娠しやすい身体づくりにも力を入れられたんですよね!
◎俵史子院長
体質改善外来、漢方外来など、それぞれの専門の医師が診療を行い、少しでも早く妊娠に近づけるよう身体全体のサポートを行っております。また、看護師による禁煙指導、体重管理、食事指導なども積極的に行うようにしています。さらに移転後は、不妊患者さんに向けた不妊症のための鍼灸治療が受けられる体制を整えました。
◎河村由美さん
そのほかにはいかがですか?
◎俵史子院長
医師、スタッフは数年かけて各専門資格を取得し、技術・知識だけでなく、高い倫理観を持った治療を提供できるクリニックに育っていると自負しております。妊娠していただくまでが私たちの仕事ではありません。その後の妊娠生活が安全に送れるよう、そして健康な赤ちゃんを出産していただくために、お産する施設をはじめ周辺各医療施設と連携をしっかりとるようにしています。
◎河村由美さん
俵IVFクリニックはJR静岡駅南口から徒歩約4分、駿河区泉町にあります。詳しくはホームページをご覧ください。それでは先生、最後に一言、リスナーの皆さんにどうぞ!
◎俵史子院長
多くの情報のなかで、何がいいのか、何をすればいいのかわからなくなってしまっている方も多いと思います。多くの経験値をもった医師であれば、その方に合った検査・治療のプランを立ててくれるはずです。不安に思ったり、迷うことがあれば、まずは医療機関に相談をしてみることをおすすめします。不妊治療に携わる医療者は、妊娠を希望する方の目標に向けて、できる限りのサポートをする強い気持ちをもって診療にあたっています。医療側と患者さんの強い信頼関係は、いい結果を出すために必ずプラスになるはずです。